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●街区表示板について


広島市の企画総務局総務課区政係に問い合わせてみた。

問 いつから?

「広島市では、昭和40年4月1日から住居表示を実施しており、このときから街区表示板を設置しています」

問 緑色の理由

答「街区表示板の色は、原則、国が定める住居表示実施基準に示された12色の中から選択することになっており、広島市ではその中から暗い黄緑色(5GY5/5.5)を採用したものです」

問 色の選択理由

答「黄緑色を採用した理由は、資料としては残っていませんが、昭和40年選定の西村福三氏作詞の広島市歌の歌詞(嵐に耐えて芽をふいた草木は街の力です 平和を希う広島の 輝くみどり咲く花を 今日の心に刻みましょう)にもあるように、広島市は水と緑に恵まれた自然環境を大切にし、被爆都市としての使命を果たして行こうとする平和への願いが込められていると聞いています」

問 取り付け場所の基準

「広島市住居表示実施基準を定め、原則、次のとおり行っています」
 (1)各街区の四隅又はその付近及びその他特に表示の必要を認める場所に所在する建物等を利用して設置するものとする。
 (2)街区表示板の下端が地上からおおむね1.60メートルとなるようにする。


街区表示板の歴史は比較的新しい。昭和37年5月に「住居表示に関する法律」が施行された。

(毎年5月10日は「街区表示板の日とのこと」この時に看板の設置と同時に「土地地番から街区符号と住居番号に切り替え…」とあり、何度読んでもよくわからないのだが、とにかく表示革命が起こったようだ。


データ】

●材質、0.6mm厚のアルミ。
●塗装方法は次のとおり。
(下地処理)

弱アルカリ脱脂後、表面クロメート被膜処理
(焼付)
 (1) 下地処理後 160℃、12分焼付
 (2) 文字印刷後 160℃、12分焼付

(文字はアルキッド系熱硬化型印刷インキ)
 (3) 最終仕上クリアー塗装後 140℃、18分焼付

文字はスクリーン印刷。コストの都合で丁番の数字部分のみ後でシール処理をする場合がある。

●接着には、コンクリート用接着剤を使用。(取り付け場所によっては、針金や釘を用いる場合もある。)

※現行品のもの。時期によって異なると思われるのであくまで一例。

製造メーカーは各社あり、車のナンバープレートなどを作っている会社で作っている場合もある。近年の塗装技術の進歩は著しい

●年代によるデザインの変遷

【昭和40年〜】

縦56×横12cm

今の街区表示板と比べると区名とローマ字表記がない。一部、下部に縦12×横12cmの広告板を取り付けたものもあった。

残存数は極めて少なく、さすがに劣化が目立つ。区名の有無が判別ポイント
【昭和55年〜】

縦66cm×横12cm

区政の施行に伴い、上部に区名を入れた。幅は一緒だが、縦の長さが10cm長くなった

【平成6年〜】

縦84cm×横12cm

アジア競技大会開催を契機とする国際化への対応として、下部にローマ字表記を入れた。これに伴いサイズは縦84cmとなった

左同

当面の対応として、従来のものの下部に縦18cm×横12cmのローマ字補助版を取り付けたもの
●レトロな街区表示板

1020058

1020056

2435

2468

広島市東区若草町 左(木製) 右(ブリキ製)※(共に現存しない)
市営住宅にて。建物の解体時に居合わせて気が付き、慌てて撮影させてもらった。この後、建物同様瓦礫扱いとなり役目を終えた

広島市中区千田町(木製)
600×100ミリ。
数年前までは文字がはっきりと読めたのだが

中区平野町
かろうじて「平野町」と読める
高いところにあり手が届かないので採寸不能。

南区宇品

600×100
こちらもかろうじて「御幸通五丁目」と読める
広告入り。